いつ頃から一般視聴者は賞品・賞金をもらえなくなったんだろうか?

ほんとどうでもいい話なんですけどね。

この前の土曜日、何気なしにテレビをつけたら「たかじん胸いっぱい」をやってたわけですよ。
やしきたかじんが指し棒でボードをバシバシ叩いてどーでもいい話をするアレです。

この番組、一番最後にスタジオ観覧の女の子から1人を選んで、水着姿で水か紙吹雪のどちらかが降ってくるボックスを選ばせるというコーナーがあったんですわ。うまく紙吹雪が降ってくる方を選んだらグアム旅行をプレゼント、水が降ってきたら残念でした、みたいなね。
で、この前の時もまぁ同じようにボックスが出てきて「運命の分かれ道」ってな話になったわけですが、紙吹雪が降ってきておめでとう〜って話になったところで商品が「写真撮影会@長島スパーランド」。

あれ?グアムじゃなくなったの?
調べてみたら今年の4月から変わったらしい。(つーかこんなことまで載ってるのね>Wikipedia)
まぁこの不景気なご時世だし、まぁスケールダウンするのも仕方ないわなぁ、と。

でも前から密かに思ってたんだけど、この手の一般視聴者が参加して商品をもらえる番組って随分減ったというか、なくなった気がするんですよね。
「たかじん〜」の場合はリニューアル前から「水着姿」という時点で一般参加者かどうかはかなり怪しいんでアレですけど、昔のテレビ番組って結構「視聴者参加番組」というか、一般の人が参加して豪華賞品をゲットみたいなのがあったような記憶があるんですが。あれっていつ頃からなくなったんでしょうね。

最近のクイズ番組なんかたまに見てて思うんですけど、テレビタレントやら芸人やらがクイズに答えて優勝したら100万円みたいな話があるわけですが、それって一体何の意味があるの、と。
視聴者からすれば彼らタレントは番組の制作スタッフと同列なわけじゃないですか。そんな人間相手に商品賞金を出すっていうのは何かおかしくないですかね?

かつての視聴者参加番組では賞品とか賞金ってのはテレビ出演なんてことに全く縁のない一般の方々をカメラの前に引きずり出すための餌だったわけじゃないですか。それを自分の日常と地続きの場所で暮らしていそうな面々が争うからこそ商品賞金の価値はあったわけですよ。
でも端からテレビに出演することを生業としている面々がそれを争ったところでそれには何の意味があるんですかね?

番組の作り手からすればタレント相手の方がコントローラブルだということなのかも知れないですけど、なんだかなぁって思うわけですよ。
カメラの向こう側にいる人間の間だけでカネやモノがぐるぐる回ってる様を見てても何も楽しくないと思うんですけどね。

こんなこと考えるのって昭和世代のテレビっ子だからですかね?