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今、帰りのバスの中でこれを書いています。薄暗がりで一人。虚脱感がハンパないです。

というわけで11/3、行ってきましたよPerfume@東京ドーム。よかった。ホントよかった。
何がよかったって、あんなデカいところにいつも通りたった3人だけでいて、ホントいつも通りの3人だったのがよかった。

今回の席は1階1塁側のバックネット裏。
初めて行った東京ドームは見回すだけて気持ち悪くなるほどの大きさで、5万人がパンパンに詰まった光景というのはこんなにも暴力的なのかと思うほどの威圧感。

そんな中に3人はいつも通り3人で出てきて、いつも通り3人合わせてPerfumeです、とやり、いつも通りの綺麗な立ち姿でいつも通りの深いお辞儀をする。
すごい。これはホントすごいことだと思う。

もしあそこで嵐の松本クンみたいに「オレたち3人で5万人幸せにしてやるぜ」みたいな煽りを入れられたとしても、それはそれでウォー!とか言ってノレたんだろうとは思う。
もしあそこでバックダンサーやら奇想天外な舞台装置なんかを繰り出されたとしても、ドームならではのスケールに見合った演出スゲー!とか言って楽しめたんだろうとは思う。
正直今回は10年の節目のお祭りだし、何をやったところでお祭りだもんね、で許されてしまう場所だったと思う。
でもそこで5万人相手に向こうを張るようなこともせず、数には数で対抗みたいなこともせず、センターステージから伸びる3本の花道を目一杯走り回って、みんなで一緒に楽しく盛り上がろうねって観客に声を掛ける。
すごくシンプルだけれど、今までやってきたことに対する自信と、それにキチンと向き合う誠実さがなければできないことだよね。

で、それをキッチリやり切っていくと、あれだけデカかったドームがどんどん小さくなっていくんだよね。
あんなに遠かったはずのステージがだんだん近くに見えてくる。距離がどんどん縮まっていく。
なにしろ双眼鏡持ってきたのにカバンから出しすらしなかったもの。

これはホントにすごいことだよ。

のっちは相変わらずオットコマエで、ゆかちゃんは今日もキュートでクレバー、あ〜ちゃんは当然の如く天使でキャッキャ言ってる。
MCはホント毎度ながらにユルユルで、花道を歩けば面白そうな観客をつまみ上げて放り投げていくスタイルは今日も健在。もうホントゲラゲラ笑ってた。
で、曲に入れば相変わらずのキレッキレな動きで、「ねぇ」の高速ステップとかもう観てるだけで気持ちよくってヒーヒーいうくらい。
そんな中でも真骨頂だったのはPerfumeの掟。アレが観られただけでももうホントにドームに来てよかったと心底思ったね。
とまぁそんなこんなでトータル3時間くらい、ステージはホントあっという間でした。

10年の節目の大舞台で、10年かけてやってきたことをきっちりやる。
根が真面目な3人らしい、でもあの3人だからこそできた素晴らしいステージでした。

なんでコトを書いてるうちにすっかり夜も明けて、バスもボチボチ着きそうな時間に。
次にまた会える日まで、私もしっかり頑張りますかね。