iPhone 3G Sが想像以上にサクサクっぽいので現実逃避。
マイクロソフト、Zune HDのTegra採用を認める (おまけ:TegraでAR FPSゲーム)
iPod Touchのパッとしない(どころか日本ではそもそも売っていない)対抗馬、Microsoft Zuneの次期モデルであるところのZune HDにNVidiaのスマートフォン向けSoC『Tegra』が載ってますよ、というお話。
詳細なスペックはこちらを参照していただくとして、このTegraというのはARM11 MPCoreベースのプロセッサと720pに対応するH.264のハードウェアコーデックやら超省電力版のGeForceやらを1チップに詰め込みましたよという代物。
上の記事ではZune HDではないもののTegraを載せたハンドヘルド機(厚さがハンパ無いのはご愛敬)でAR(拡張現実)技術を応用したFPSゲームのデモムービーが掲載されてますが、カメラで取り込んだ地図の上に3Dオブジェクトを表示して、カメラの視点が移動するのに合わせてオブジェクトをグリグリ動かしてたりするのがなかなか圧巻です。
で、Appleは去年P.A.Semiってチップメーカーを買収して、次期iPhone/iPod向けのチップを設計していると言われておるわけですが、そのP.A.Semiチームが来年のiPhone/iPod Touch向けにチップを作ってるとしたら、このTegraのスペックがターゲットになってるんだろうなぁ、と。
Tegraを載せたZune HDの発売は今年後半、サポートOSもWindows MobileだけでなくAndroidもサポートするということなので、Zune HDの出来によっては来年前半のスマートフォンの主力はTegraベースというのもまんざら無い話ではないんじゃないかと思います。
そうなると来年のiPhone/iPod Touchはこのスペックのマシン相手に勝負しないといけないわけで、必然的にTegraのスペックに近いものにならざるを得ないと思うのですよ。
もし本当にそうなるとすれば、来年のiPhoneは
- CPUがマルチコアに
- ビデオがHD対応に
- システムを1チップ化することで更なる省電力化
みたいなことになるんじゃないかなぁ、と。
iPhone 3G Sをパスするための理由付けにこんなこと考えてみましたけど、これから1年がんばれるかなぁ…。